お盆の帰省で実家を見たら危険信号?空き家化を防ぐチェックポイント
お盆は家族が集まり、久しぶりに実家の様子を確認できる貴重な機会です。
もし帰省した際に「庭の草が伸び放題」「屋根が傷んでいる」「親が家の管理を負担に感じている」といった変化に気付いたら、それは将来的に空き家化する可能性を示すサインかもしれません。
空き家は、住まなくなってから対策を考えるよりも、住んでいるうちから準備を始めることが大切です。
この記事では、お盆の帰省時に確認したい実家のチェックポイントと、空き家化を防ぐために家族で話し合うべき内容を解説します。
お盆の帰省は空き家対策を始める絶好のタイミング
普段は離れて暮らしていると、実家の変化には気付きにくいものです。
しかし、お盆は家族が集まりやすく、親の生活状況や住宅の状態を直接確認できる貴重な機会です。
国土交通省でも、空き家は放置するのではなく、早い段階から適切に管理し、活用や処分について検討することが重要とされています。
適切な管理のためのチェックリストも公表されており、所有者が定期的に建物の状態を確認することが推奨されています。 (国土交通省)
実家がまだ住まれている状態であれば、将来について家族で話し合いやすく、選択肢も多く残されています。
実家で確認したい危険信号
外壁や屋根の劣化
まず確認したいのが建物の外観です。
外壁のひび割れや塗装の剥がれ、屋根材のズレや破損などが見られる場合は、建物の劣化が進んでいる可能性があります。
小さな不具合でも放置すると修繕費用が大きくなることがあるため、早めの点検を検討しましょう。
雨どいや排水設備の異常
雨どいが外れていたり、落ち葉が詰まっていたりすると、雨水が適切に流れず建物へ影響を及ぼすことがあります。
大雨の際に水たまりができる場所がないかも確認しておくと安心です。
庭木や雑草が伸びている
庭の手入れが行き届かなくなることは、管理負担が大きくなっているサインの一つです。
雑草や樹木が敷地外へ伸びると、近隣への影響が生じる可能性もあります。
庭の管理が難しくなってきた場合は、将来の維持方法について家族で話し合うきっかけになります。
室内の湿気やカビ
家の中では、カビ臭さや湿気、雨漏りの跡がないか確認しましょう。
換気不足や設備の老朽化によって建物の劣化が進むことがあります。
普段使われていない部屋ほど状態を確認することが重要です。
設備の故障
給湯器や水回り、電気設備などに不具合がないかも確認しましょう。
長期間使用しない設備は故障しやすくなるため、定期的な点検が建物の維持につながります。
家だけでなく親の状況も確認する
家の管理が負担になっていないか
親が高齢になると、庭木の手入れや掃除、修繕などが以前より負担になることがあります。
「最近は庭の手入れができなくなった」「二階は使わなくなった」といった話があれば、将来の住まいについて考えるタイミングかもしれません。
今後も住み続ける予定があるか
将来も住み続ける予定なのか、それとも住み替えを考えているのかを確認しておくことも重要です。
本人の意思を早めに共有しておくことで、空き家になった後の対応を慌てずに進められます。
大切な書類の保管場所
権利証や登記関係書類、固定資産税の納税通知書など、不動産に関する書類の保管場所も確認しておくと安心です。
相続や売却の際に必要となることが多いため、家族で共有しておくことをおすすめします。
空き家化を防ぐために家族で話し合いたいこと
誰が管理するのか
将来的に実家が空き家になった場合、誰が管理を担当するのかを決めておくことが大切です。
遠方に住んでいる場合は、定期的な見回りや管理サービスの利用も選択肢になります。
売却や活用の希望
家族の中で「将来住む予定がある」「売却したい」「賃貸として活用したい」など、考え方が異なることは珍しくありません。
空き家になってから意見をまとめるのではなく、早めに方向性を共有しておくことで、トラブルを防ぎやすくなります。
相続について確認する
実家の将来を考えるうえでは、相続について話し合うことも重要です。
誰が引き継ぐ予定なのか、共有名義にする予定はあるのかなど、家族で考えを共有しておくことで、将来の手続きを進めやすくなります。
空き家になる前の対策が重要
空き家は、所有しているだけでも管理や維持が必要です。
適切な管理が行われないまま放置すると、建物の老朽化が進み、地域へ悪影響を及ぼすおそれがあります。
空家等対策の推進に関する特別措置法では、管理が不十分な空き家への対応が強化されており、所有者には適切な管理が求められています。 (国土交通省)
住まなくなってから考えるのではなく、「まだ住んでいる今」だからこそ、売却や活用、管理方法について検討することが大切です。
お盆の帰省を将来への第一歩に
お盆は、家族全員が顔を合わせやすい数少ない機会です。
住宅の状態を確認するだけでなく、将来の住まい方や相続、管理方法について話し合うことで、空き家化を防ぐ準備ができます。
すぐに結論を出す必要はありませんが、「何も決めないまま時間が過ぎる」ことが、将来の負担を大きくする原因になることもあります。
今年のお盆は、実家のこれからについて家族で話し合う時間をつくってみてはいかがでしょうか。
まとめ
お盆の帰省は、実家の異変や将来の課題に気付く絶好の機会です。
外壁や屋根の劣化、庭木の管理状況、室内の状態だけでなく、親の生活状況や管理負担についても確認することで、空き家化のリスクを早めに把握できます。
空き家対策は、住まなくなってから始めるよりも、住んでいるうちから準備することが重要です。
家族で将来について話し合い、実家にとって最適な選択肢を検討していきましょう。
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