BLOG

彼岸の帰省で実家を確認!空き家になる前に見つけたい老朽化サイン

彼岸の帰省で実家を確認!空き家になる前に見つけたい老朽化サイン

彼岸の帰省で実家に戻ったら、家族との時間だけでなく、建物の状態も確認しておきましょう。

特に、親が高齢になった、施設への入居を予定している、将来的に実家を離れる可能性があるという場合は、空き家になる前の確認が重要です。

国土交通省も、実家が空き家になる前に家族で今後の方針を話し合い、建物の状態や登記、家財などを整理しておくことを勧めています。

空き家は放置期間が長くなるほど老朽化や損傷が進み、売却や賃貸などが難しくなる場合があります。

今回は、彼岸の帰省時に確認しておきたい老朽化サインと、空き家になる前に考えておきたい対策を紹介します。

空き家になる前に実家を確認する理由

人が住んでいる家では、雨漏りや水漏れ、建具の不具合などに気づく機会があります。

一方、誰も住まなくなると、こうした小さな異常を発見する機会が減ってしまいます。

換気不足によるカビ、雨漏り、外壁や屋根の破損、庭木や雑草の繁茂、害虫やネズミの発生など、さまざまな問題が進行する可能性があります。

国土交通省も、空き家を放置すると建物の老朽化だけでなく、倒壊や外装材の落下、害虫・ネズミの発生などにつながるおそれがあるとしています。

だからこそ、実家がまだ空き家ではない段階で状態を確認することが大切です。

最初に確認したい外壁の老朽化サイン

帰省したら、まず建物の外側を確認しましょう。

外壁にひび割れがないか、塗装が剥がれていないか、外壁材が浮いていないかなどを確認します。

特に以前の帰省時と比べて、ひび割れが広がっている、表面の剥がれが増えているといった変化があれば注意が必要です。

外壁の状態が悪化すると、雨水が内部へ入り込んだり、外装材の落下につながったりする可能性があります。

高い場所を確認するために脚立や屋根へ上るのは危険です。

地上から安全に確認できる範囲にとどめ、詳しい調査が必要な場合は専門業者へ相談しましょう。

屋根の瓦や屋根材も確認する

屋根は普段なかなか確認しない場所だからこそ、帰省時に状態を確認しておきたい部分です。

地上から見える範囲で、瓦の割れやずれ、屋根材の浮き、明らかな破損などがないか確認します。

また、屋根の状態だけでなく、軒下や雨樋にも目を向けましょう。

雨樋が外れている、落ち葉が大量に溜まっている、軒天に変色があるといった場合は、雨水の流れや建物への影響を確認する必要があります。

屋根は転落事故につながる危険があるため、自己判断で屋根に上って点検することは避けましょう。

異常が疑われる場合は、建物の状態を確認できる専門業者に点検を依頼することが安全です。

天井や壁のシミは雨漏りのサインかもしれない

室内では、天井や壁にシミがないか確認してください。

特に天井の角、窓の周辺、押し入れやクローゼットの内部などは、普段の生活では見落としやすい場所です。

以前はなかったシミや変色、クロスの剥がれ、カビなどが見つかった場合は、雨水の侵入や結露、水漏れなどが起きている可能性があります。

雨漏りは、目に見えているシミの真上から水が入っているとは限りません。

そのため、表面だけを補修して終わらせるのではなく、原因を確認することが重要です。

「少しシミがあるだけ」と放置せず、状態によっては専門家に調査を依頼しましょう。

床の沈みや柱の変色にも注意する

室内を歩いたときに、床が以前より沈むように感じないか確認することもポイントです。

床材の浮きや傷み、柱や壁の変色なども確認しましょう。

特に浴室や洗面所、キッチンなどの水回り付近では、水分による劣化が起きていないか注意が必要です。

床下や構造部分については、表面だけを見ても状態を判断できない場合があります。

床の沈みが気になる、木材に明らかな傷みがあるといった場合は、無理に床下へ入らず、専門業者による点検を検討しましょう。

窓やドアの開閉もチェックする

窓やドアを実際に開閉してみることも、実家の状態を知る方法の一つです。

以前より開けにくい、閉まりにくい、鍵がかかりにくいといった変化がないか確認します。

建物の状態が変化することで、建具の開閉に不具合が生じる場合があります。

また、窓や網戸の破損は、雨風や害虫の侵入につながる可能性があります。

空き家になると窓やドアを毎日使うことがなくなるため、異常に気づくのが遅れることもあります。

帰省したタイミングで一通り動かしてみるとよいでしょう。

庭木や雑草の状態も確認する

建物だけを確認して終わりにせず、敷地全体も見ておきましょう。

庭木が大きくなりすぎていないか、雑草が建物周辺を覆っていないか、枯れ枝が残っていないかなどを確認します。

庭木や雑草の放置は、害虫やネズミなどが棲みつく原因となるほか、枝が敷地外へ伸びることで近隣への影響が生じる可能性もあります。

国土交通省も、空き家の庭木のはみ出しや害虫、ネズミなどの発生を、周辺環境への悪影響につながり得る問題として挙げています。

空き家になる予定があるなら、庭木や雑草を今後誰がどのように管理するのかも決めておきましょう。

水回りの水漏れや異臭を確認する

キッチン、浴室、洗面所、トイレなどの水回りも確認しておきたい場所です。

蛇口から水が漏れていないか、配管周辺が濡れていないか、排水に異常がないか、普段と違う臭いがしないかを確認します。

水漏れは発見が遅れると、床や壁などの建物部分に影響する可能性があります。

実家を空き家にする場合は、給排水設備を今後どのように管理するのかについても、専門業者などに確認しておくと安心です。

カビや湿気がないか収納内部も確認する

空き家になると換気や清掃の頻度が低下するため、湿気による問題にも注意が必要です。

部屋の隅だけでなく、押し入れ、クローゼット、家具の裏側なども確認しましょう。

カビや異臭、湿気による変色などが見つかった場合は、原因を確認する必要があります。

国土交通省も、使用されていない住宅では換気不足によってカビが発生し、建物が傷みやすくなることを示しています。

空き家になる前から、換気や清掃をどの程度の頻度で行うのかを家族で決めておくことが大切です。

気になる場所は写真で記録しておく

帰省時の確認では、気になる場所を写真で残しておく方法も有効です。

外壁のひび割れ、屋根の見える範囲、天井のシミ、庭木の状態などを撮影しておけば、次回帰省した際に変化を比較できます。

遠方に住む家族がいる場合も、写真を共有することで実家の状態について話し合いやすくなります。

ただし、写真だけでは建物の安全性や修繕の必要性を正確に判断できない場合があります。

異常が見つかった場合は、写真を資料として専門家に相談するとよいでしょう。

老朽化サインを見つけたら早めに専門家へ相談する

実家の老朽化サインを見つけた場合に重要なのは、問題を放置しないことです。

「今すぐ住めなくなるわけではないから」と先送りすると、劣化が進行して修繕や管理の負担が大きくなる可能性があります。

国土交通省も、空き家は放置期間が長くなるほど老朽化や損傷が進み、売買や賃貸などが難しくなる場合があると案内しています。

雨漏り、外壁や屋根の破損、床の沈み、シロアリが疑われる状態など、原因や程度を判断しにくい問題は、建築や不動産などの専門家へ相談しましょう。

特に屋根や床下など危険が伴う場所は、無理に自分で確認しないことが重要です。

空き家になる前に家族で将来の方針を決める

建物の状態を確認したら、次は実家を今後どうするのかを家族で話し合いましょう。

誰かが住み続けるのか、売却するのか、賃貸などで活用するのか、場合によっては解体を検討するのか。

国土交通省も、実家が空き家になる前に「誰が住むのか」「売るのか」「貸すのか」「解体するのか」などを家族で話し合っておくことが重要だとしています。

彼岸の帰省は、家族が集まる機会です。

建物の老朽化だけでなく、実家の将来について話し合うきっかけにしましょう。

空き家になる前に所有関係も確認しておく

将来的に実家を相続する可能性がある場合は、所有者や登記の状況も確認しておくと安心です。

相続によって不動産を取得した場合、2024年4月1日から相続登記の申請が義務化されています。

原則として、不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に申請する必要があります。

実家の土地と建物の名義がどうなっているのか、必要な手続きが残っていないかを確認し、具体的な登記手続きについては法務局や司法書士などの専門家へ相談しましょう。

また、家財の整理についても、空き家になる前から少しずつ進めておくと、将来的な売却や活用を検討しやすくなります。

国土交通省も、空き家になる前から家族で家財を整理することを勧めています。

彼岸の帰省を実家の将来を考える機会に

彼岸の帰省で実家を訪れたら、家族との時間だけでなく、建物の状態にも目を向けてみましょう。

確認したいのは、外壁や屋根、雨漏り、床や柱、窓やドア、水回り、室内の湿気、庭木や雑草などです。

大切なのは、現在の状態だけを見るのではなく、「以前と比べて変化していないか」という視点を持つことです。

小さな老朽化サインを早期に発見できれば、必要な修繕や管理について早めに検討できます。

そして、実家が空き家になる可能性があるなら、建物の状態を確認するだけでなく、誰が管理するのか、売却や活用をどうするのかについて家族で話し合っておくことが重要です。

空き家は放置する期間が長くなるほど問題が大きくなりやすいため、「空き家になってから考える」のではなく、「空き家になる前に考える」ことが大切です。

実家の今後に迷ったら空き家活用TEAMRへ

「実家の老朽化が気になるけれど、どう対処すればよいか分からない」「将来空き家になったら管理できるか不安」「売却と活用のどちらがよいのか判断できない」という方は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。

空き家活用TEAMRは、全国の空き家を価値ある不動産に変える集団です。

実家が空き家になる前に、建物の状態や管理方法、売却や活用などについて検討しておくことで、将来的な負担を抑えられる可能性があります。

彼岸の帰省をきっかけに、家族で実家の状態とこれからの使い方について話し合ってみてはいかがでしょうか。

空き家の管理や活用についてお悩みの方は、空き家活用TEAMRへご相談ください。