空き家の年末整理は早めが安心!10月から始めたい片付けのポイント
空き家の片付けは、年末になってから始めるより、10月頃から少しずつ進めるのがおすすめです。
空き家には家具や家電、衣類、食器、書類など、さまざまなものが残されていることがあります。
長期間そのままにしていると、必要なものと不要なものの区別が難しくなり、片付けに時間がかかることがあります。
また、空き家の管理では、建物の清掃だけでなく、郵便物や敷地内のごみなどを確認することも重要です。
国土交通省の管理指針でも、清掃や郵便物の確認・整理、敷地内のごみの確認などが適切な管理の一例として示されています。
年末に慌てないためにも、10月から計画的に整理を始めましょう。
空き家の片付けを10月から始めるメリット
10月から片付けを始める大きなメリットは、時間に余裕を持って作業できることです。
空き家の整理では、単純に物を捨てるだけではありません。
残すもの、処分するもの、家族に確認するもの、売却や活用のために保管するものなどを判断する必要があります。
特に相続した実家などでは、故人の思い出の品や重要書類が残っている場合があります。
十分に確認せず処分すると、後から必要なものが見つからなくなる可能性があります。
また、国土交通省の調査では、空き家の管理内容として「住宅内の清掃」や「郵便物、チラシなどの整理・処分」が行われている一方、所有者の居住地が遠くなるほど管理頻度が低くなる傾向も示されています。
遠方にある空き家ほど、年末にまとめて片付けるのではなく、早めに準備することが大切です。
まずは空き家に何が残っているか確認する
片付けを始める前に、空き家の中に何が残っているのかを確認しましょう。
いきなり処分を始めるのではなく、部屋ごとに残っているものを確認すると整理しやすくなります。
例えば、次のような場所から確認します。
玄関や廊下
玄関には靴や傘、郵便物、収納用品などが残っていることがあります。
長期間放置された郵便物やチラシは処分し、重要な書類が紛れていないか確認します。
郵便物には個人情報が含まれている場合もあるため、そのまま放置せず、適切に整理しましょう。
リビングや居室
家具、衣類、写真、アルバム、家電、趣味用品などが集まりやすい場所です。
特に写真や手紙、記念品などは、処分するかどうかを家族で確認してから判断することが大切です。
相続に関係する可能性がある書類や不動産関係の書類なども、不要と判断する前に確認しておきましょう。
キッチンや水回り
キッチンでは食器、調理器具、食品などを確認します。
冷蔵庫や食品庫に食品が残っている場合は、期限や状態を確認して整理します。
また、空き家では水回りの管理も重要です。国土交通省の管理指針では、排水設備の点検や封水の確認、清掃なども適切な管理の項目として挙げられています。
片付けとあわせて、水漏れやカビ、異臭などがないかも確認しましょう。
10月は「残す・処分する・確認する」に分ける
空き家の片付けを効率よく進めるには、すべての物を一度に処分しようとしないことがポイントです。
まずは、残すもの、処分を検討するもの、家族などに確認が必要なものに分けます。
残すものには、権利関係の書類や契約書、重要な証明書類、思い出の品などが考えられます。
処分するものは、衣類や古い日用品など、今後使用する予定がないものから整理すると進めやすくなります。
判断に迷うものは、いったん保留にして、家族などと確認してから処分すると安心です。
特に相続直後の空き家では、所有者や相続人の間で処分について認識を共有しておくことが重要です。
大型家具や家電は早めに整理する
年末の片付けで負担になりやすいのが、大型家具や家電です。
タンス、ベッド、ソファ、冷蔵庫、洗濯機などは、一般的なごみとは処分方法が異なる場合があります。
そのため、10月の段階で処分するものを決め、自治体のルールなどを確認しておくと、年末に慌てずに済みます。
また、まだ使用できる家具や家電については、廃棄だけでなく、リユースなどの方法が利用できる場合もあります。
ただし、処分方法や回収方法は自治体や品目によって異なるため、事前に確認しましょう。
空き家の残置物を処分するときの注意点
空き家の片付けでは、残置物の処分方法にも注意が必要です。
所有者が自分で処分する場合は、自治体が定める分別や収集方法に従う必要があります。
また、大量の不用品を処分するときは、通常の家庭ごみとは異なる扱いになることがあります。
不用品回収業者などへ依頼する場合も、どのような許可や資格が必要な業務なのかを確認し、自治体などの案内を確認したうえで適切な事業者を利用しましょう。
空き家の家財処分については、国土交通省の調査でも、遺品整理や残置物処理、売却サポートなどを組み合わせて対応する事例が紹介されています。
「すべてまとめて処分すればよい」と考えるのではなく、貴重品や重要書類を確認してから進めることが大切です。
片付けと一緒に建物の状態も確認する
空き家の整理では、家財だけに目を向けないことも重要です。
家具を移動したことで、床の傷みや壁のカビ、水漏れの跡などが見つかることがあります。
次のような場所も確認しましょう。
屋根や外壁に破損がないか
窓や雨戸に異常がないか
室内に雨漏りの跡がないか
床に沈みや傷みがないか
水回りから異臭がしないか
排水口や排水設備に問題がないか
庭にごみや不用品が残っていないか
庭木の枝が伸びすぎていないか
国土交通省の管理指針では、建物全体、外装材、屋根、屋内、排水設備、敷地、門や塀、立木などについて点検や必要な対応を行うことが示されています。
片付けを単なる不用品処分の機会と考えず、空き家全体を確認する機会として活用しましょう。
売却や活用を考えているなら片付け方も変わる
将来的に空き家を売却したり活用したりする可能性がある場合は、片付けを始める前に今後の方向性を考えておくことも重要です。
例えば、売却を検討している場合、家財を整理して建物の状態を確認しやすくしておくことで、物件の現状を把握しやすくなります。
一方で、まだ売却や活用を決めていない場合は、急いですべてを処分する必要があるとは限りません。
不動産の売却や活用を検討しているのであれば、片付けを始める前に専門家へ相談し、何を残しておくべきか確認する方法もあります。
空き家に残された家具や家電などは、流通や活用を進める際の負担になることがあります。
国土交通省でも、空き家に残された家財の処分が、空き家の流通や再生を進めるうえでの課題になることが紹介されています。
10月から始める空き家整理の進め方
10月は、まず空き家の中にあるものを確認することから始めましょう。
次に、残すもの、処分するもの、判断を保留するものに分けます。
そのうえで、大型家具や家電など処分に時間がかかるものから整理します。
11月になったら、細かな生活用品や衣類などを整理し、建物の状態も確認します。
12月には、処分しきれなかったものを整理し、清掃や最終確認を行います。
このように数か月に分けて進めれば、年末に一気に片付ける負担を抑えられます。
遠方の空き家は無理をせず管理方法を考える
空き家が自宅から遠い場合、何度も現地へ通って片付けることは簡単ではありません。
国土交通省の調査でも、所有者の居住地が空き家から遠くなるほど、管理頻度が低くなる傾向が確認されています。
自分で定期的に管理することが難しい場合は、空き家管理業者や専門業者などへの依頼を検討できます。
国土交通省も、自身で維持管理することが難しい場合には、専門業者などへの依頼を検討することを案内しています。
片付けだけでなく、清掃、換気、建物の点検なども含めて、継続できる管理方法を考えることが大切です。
10月の片付けを空き家の今後を考えるきっかけに
空き家の年末整理は、単に不要な物を処分する作業ではありません。
家の中を整理することで、建物の状態や残されている書類、家財の量などが分かり、空き家の今後について考えるきっかけになります。
売却するのか、活用するのか、管理しながら所有するのかなど、方向性によって必要な準備も変わります。
特に長期間使用していない空き家では、適切な管理を行わないまま放置することは避ける必要があります。
空家等対策の推進に関する特別措置法では、所有者等に適切な管理に努めることが求められています。
10月のうちから少しずつ片付けを進め、年末までに空き家の状態を整理しておきましょう。
空き家の整理や今後の活用については空き家活用TEAMRへ
空き家の片付けを始めたものの、「何を処分してよいのか分からない」「家財整理の後、空き家をどうすればよいのか迷っている」という方もいるでしょう。
空き家活用TEAMRは、全国の空き家を価値ある不動産に変える集団です。
空き家の管理や片付けだけでなく、今後の売却や活用などについて検討したい場合は、早い段階で専門家に相談することで、選択肢を整理しやすくなります。
年末になってから慌てて片付けるのではなく、10月から少しずつ空き家を整理してみてはいかがでしょうか。
空き家の今後についてお悩みの方は、空き家活用TEAMRへの問い合わせをご検討ください。