【はじめに】
こんにちは!TEAMR本部の瀬谷です。
私は新卒のため、不動産業界未経験というTEAMRメンバーとかなり近い立場で空き家再生と日々向き合っております。
新年を迎え入れ、ついに自分の力で1棟の空き家を再生することができました。
そこで、空き家相談から修繕をして貸し出すまでの流れを実際にやってみた感想とともにご紹介いたします!
【相談が来たきっかけ】
電話がなり、空き家相談がきました。電話対応は、事務所にいる社員がしました。
電話で確認する内容は、
・相談内容 ・空き家の住所 ・お名前 ・電話番号 はマストです。
余裕があれば、空き家歴を聞いたり、事業内容を説明してご理解いただけるかを確認します。
時間がないときは、住所検索からそもそも対応できるかどうかをチェックするところから始めます。
今回の物件は港に近い立地で、Googleマップで住所を調べると外観が2階の壁一部しか見えません。
住所検索で外観がすぐ分からないお家は、
道が複雑または狭いことが考えられるため、賃貸で募集しても人がつきにくいのです…💦
相談内容としては、
両親から相続したお家の荷物を片づけていたんだけど骨折してしまってもう大変だから何とかしてくれないかという感じでした。
ちょっと気乗りはしませんが、所有者さんも困っていることだし「これも経験!」と思い、現地調査に向かうことにしました。
【空き家の現地確認・ヒアリング】
空き家とご対面する日!
ドキドキしながら向かうと、気さくそうな所有者さんが待っておられました。
(空き家の現地調査では、お約束の時間より早くからお待ちしている方がほとんどです!
その多くの方がこれを機に少しも片付けをしよう、と掃除をされております。健気ですよね😊)
慌てて名刺をお渡ししてご挨拶をすると、改めて空き家をご相談いただいたきっかけについて教えてもらいました。
ここで簡単に会話を交わすことで心を開いてもらうことが今後借り上げをしやすくする1つのポイントかなと思っております。
現地調査でやることは2つです。
空き家の中をぐるっと見させてもらう、事業説明をする。順番は時により前後します。
今回は、2階の1室は片付いていたものの残置物の物量は普通にあるな、という感じ。
ただ、リフォームをしたのか家自体はキレイな感じでした。
とはいえ、空き家歴は3年。
設備関係の修繕はしっかり出てきそうだなと、見えないリスクを考慮します。
家だけを見れば借り手がつきそう、と判断したものの立地がいかんせん細道を入ったところにあって難しそうと考えます。
事業説明をして所有者様の疑問を解消します。
この事業をご理解いただいたところで「正直金額がつかないことも考えられます」と添えて、金額提示をせず今回は帰ります。
雑談をしながらお別れしようとしたところ、駐車場必須の茨城において駐車場がないという致命的条件が発覚。
確認したところ、近くの月極駐車場もいっぱいです。
ここで、入居者がつくハードルが一気に上がり、もう借り上げしない方がいいと決断しました。
【お断り・価格交渉】
困っている事情を知っているので断るのはしんどいのですが、ボランティアでは事業は成り立ちません。
心を鬼にして電話をかけます。
「ごめんなさい。駐車場がないと生活するのが難しい立地なため、今回は…」と
最大限の申し訳なさを声で表現しながら丁寧に説明します。
「どうしてもダメ?駐車場が1台でもあればいいの?」といった感じで返ってきました。
ここで負けてはいけません。「はい、どうしても1台は駐車場がないと…」と伝えると、
最初は周辺の月極駐車場について調べるよう提案されたものの、
空き家近くに住んでいた所有者さんはしぶしぶ自分の敷地に1台とめてOKという条件提示をしてくれて
「でしたら5000円でいかがでしょう?」と値踏みをし、ついに交渉成立となりました!
【修繕内容】
私も引っ越しを15回をしているとはいえ、戸建には詳しくなく、どこから手をつけようか…と思いましたが、
ひとまず、水と電気を通して、いつもお世話になっている業者さんたちに一通り連絡をしてお見積りを取ってもらいました。
ここで発覚したのは、
・灯油給湯機なうえに全然使えないこと・鍵のない金庫が3つもあったこと・チャイムが使えないこと
馴染みのない灯油給湯機、しかも使えない状況。かなり苦戦しました。
なんで使えないのか。最初は灯油が3年前のものだからと思い、抜いて新しい灯油を入れてみました。
しかし、相変わらずピーピーとエラーコードが出てきます。
もう分からないので給湯機の会社を呼びました。これが一番早いです。
ちなみに電話してすぐはアレコレ指示されて「こうやってみてください」とオペレーターに指示されて、すぐには来てくれませんでした。
業者さんに給湯機を分解してもらって部品交換が必要なことが判明、すぐに交換対応をしてくれました。
予想外の出費です。まあ、契約期間的にいずれ交換することになるのではじめに分かってよかったと思います。
(入居者さんが住み始めたあと、冬に給湯機が壊れるとかなり困らせてしまいます)
次に困ったのは、鍵のない金庫。
開けないと中に何か大事なものが入っているかもしれないので簡単には捨てられません。
便利屋さんが小さいのは2つ開けてくれて中には何もないことが分かりました。
しかし、問題は1人で持ち上げるには苦労する重厚な金庫。あきらかにちょっとやそっとでは壊すことはできません。
便利屋さんが事務所に持ち帰ってなんとか分断してくれました。
(大変なのは便利屋さんですが、その分こちらも金額をお支払いすることになりますので痛手です。)
そして出てきたのは、所有者さんの自宅の権利書。とっても大事なモノでした。
これ所有者さんが近くにお住まいだったのが本当に良かったです🥲金目のモノもかなり残っていたのでお返しに行きました。
そして、忘れがちな電気関係の修繕。
今回はチャイムが鳴らないことに気づかず、入居者さんに言われてやっと気づきました。
他にも便利屋さんに言われて照明がつかないことに気づいたり、後からちょこちょこ直さないといけないところが出てきました。
一人前に修繕手配をスマートにする日はまだまだ時間がかかりそう…!今回の学びを活かします!
【募集・貸出までの流れ】
入居者さんの募集は、アットホームを使っています。家賃をどのようにつけるか、周辺の賃貸物件を見て相場を学びます。
修繕中は高めに出しておいて、反響がくるのか需要を確かめます。
今回は、すぐにお問い合わせが入りました。修繕開始はできていませんが、残置物はなくなったので案内をします。
だいたいは修繕が終わったらどれくらいキレイになるのか知りたい、という理由ですぐにご希望いただくことはありません。
しかし、今回は運よく、中を一通り見てすぐに「住みたいです。」とご希望いただきました。
ご希望いただく、という第一段階はクリア。次に待っているのは審査です。
いくら早く借りてほしくても、この家賃保証会社さんの審査が通らないお客様に貸し出すわけにはいきません。
今回の方は、外国籍の方のため、やりとりが難しい部分もありましたが、無事承認となり決定。
それでもまだ安心できません。契約をしてやっと一段落です。
―契約書を作成し、説明して、鍵を引き渡す。
質問もたびたびされるので慣れないうちは苦労します。ここで大事なことは、いかに物件を理解しているか。
修繕の過程で、自分が住むことを想定して気になることは事前に調べておきましょう!(郵便ポストがどこにあるのか、など)
【実際にやってみて感じたこと】
貸し出しが終われば一段落!
ここまでやって思うのは「あそこでこうしておけばよかった!」という反省の数々です。目の前のことを夢中になってしまい、先のことを考えて動くのがなかなか難しいことを実感しました。やはり、慣れるまでは現場に足を運ぶ回数はかさみそうです。そのため、慣れるまでは近場、特に車で往復30分圏内の物件から取り組むのがおすすめです。とはいえ、空き家相談のご縁をいただいた順に対応していくことにはなるかと思うのですが😅
【これから空き家活用を考える方へ】
私達TEAMRは、心を込めて、なるべくその物件の良さを活かしながら再活用させていただきます。
ぜひ、相続している空き家を放置してしまっているな、と思い当たる方は、そのまま放置し続けるのではなく、TEAMRにその活用をお任せください!