
結論:冬は空き家が一気に傷む季節です
空き家は一年中リスクを抱えていますが、最も状態が悪化しやすいのが冬です。雪、寒さ、結露といった冬特有の環境は、人が住んでいない空き家にとって想像以上に大きな負担になります。
結論から言えば、冬の間に空き家を放置すると、春になったときに「修繕が必要な家」から「活用が難しい家」へ一気に変わってしまうことがあります。本記事では、冬に空き家を放置すると起こりやすい5つの問題を整理し、なぜ早めの対策が重要なのかを解説します。
問題1:雪の重みで屋根・雨樋が傷む
雪は「静かにダメージを与える」
積雪地域ではもちろん、普段あまり雪が降らない地域でも、数回の降雪が屋根や雨樋に負担をかけます。人が住んでいれば雪下ろしや異変に気づくことができますが、空き家の場合は気づかないままダメージが蓄積されます。
屋根材のズレや雨樋の歪みは、春先の雨で雨漏りにつながりやすく、結果として天井や壁内部の腐食を招くこともあります。
問題2:凍結による給排水設備の破損
水を使っていなくても油断できない
冬の空き家で多いトラブルが、給排水管の凍結・破裂です。「水を使っていないから大丈夫」と思われがちですが、配管内に残った水が凍結すると、管が膨張し破損することがあります。
破損に気づかないまま春を迎えると、通水した瞬間に水漏れが発生し、床下や壁内部まで被害が広がるケースも少なくありません。修繕費が高額になりやすい点も、大きな落とし穴です。
問題3:結露によるカビ・腐食の進行
人が住まない家ほど結露が発生しやすい
冬の空き家では、室内外の温度差によって結露が発生しやすくなります。換気が行われないため、湿気がこもり、窓周りや押し入れ、床下などでカビや木部の腐食が進行します。
この状態が続くと、見た目では分からなくても、構造部分の劣化が進み、後から大規模な修繕が必要になることもあります。
問題4:管理不全空き家としてのリスクが高まる
冬の放置が評価を悪化させる
冬の間に外観の劣化や雑草、破損が目立つようになると、自治体から管理不全空き家と判断されるリスクが高まります。管理不全とされると、指導や助言の対象となり、改善されない場合は固定資産税の住宅用地特例が外れる可能性もあります。
特に雪で倒れたフェンスや外れた雨戸などは、近隣からの通報につながることもあり、所有者にとって思わぬ負担になるケースがあります。
問題5:春以降の活用・売却が難しくなる
冬のダメージは「選択肢」を奪う
冬の間に空き家の状態が悪化すると、春以降に活用や売却を検討した際、
・修繕が前提になり初期費用が増える ・賃貸や活用のハードルが上がる ・売却価格が下がる
といった影響が出やすくなります。本来なら選べたはずの選択肢が、冬の放置によって狭まってしまうのです。
冬のうちにやっておきたい最低限の対策
空き家を資産として守るために、冬のうちに次のような対策を検討すると安心です。
・定期的な外観チェックと簡易点検 ・水抜きや給排水設備の確認 ・換気や通気の確保 ・必要に応じた管理サービスの活用
大がかりな工事をしなくても、最低限の管理を行うだけでリスクは大きく下げられます。
まとめ:冬の放置が「負動産」への分かれ道になる
冬は、空き家が最も傷みやすく、同時に差がつきやすい季節です。
・冬を越えても状態を保てた空き家は活用の選択肢が残る ・冬の間に放置された空き家は負担が増えやすい
この違いは、数か月の管理意識で生まれます。今の対応が、春以降の判断を大きく左右します。
冬の空き家管理・活用の相談は「空き家活用TEAMR」へ
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空き家活用TEAMRは、全国の空き家を価値ある不動産に変える集団です。冬特有のリスクも踏まえたうえで、管理・活用・今後の方向性を整理し、無理のない選択肢をご提案します。
まずは状況確認からで構いません。空き家を負動産にしないための第一歩として、お気軽にご相談ください。