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夏休みに家族で考える!実家の空き家対策と今後の準備

夏休みに家族で考える!実家の空き家対策と今後の準備

夏休みの帰省は、実家の将来について家族で話し合う絶好の機会です。

親が元気なうちは「まだ先のこと」と考えがちですが、親が住まなくなった後の実家について何も決めていないと、相続をきっかけに空き家になる可能性があります。

実家を誰が引き継ぐのか。誰も住まなくなった場合は、売却するのか、活用するのか、それとも所有し続けるのか。

こうした問題は、相続が発生してから考えるより、家族が元気なうちから準備しておくことが大切です。

国土交通省も、空き家を生じさせないために、家族で「誰が住むのか」「売るのか」「貸すのか」「解体するのか」などを話し合っておくことを勧めています。(国土交通省)

今年の夏休みは、家族が集まる時間を利用して、実家の現在とこれからについて考えてみましょう。

夏休みにまず話し合いたい実家のこれから

実家の空き家対策で最初に行いたいのは、家族それぞれの希望を共有することです。

親は「思い出のある家だから残したい」と考えていても、子どもは「遠方に住んでいるため管理できない」と考えているかもしれません。

こうした認識の違いを残したまま相続が発生すると、誰が所有するのか、誰が管理するのか、売却するのかなどの話し合いが難しくなることがあります。

帰省した際には、次のような点を確認してみましょう。

親は今後も実家に住み続ける予定なのか

将来的に子どもや親族が住む可能性はあるのか

誰も住まなくなった場合はどうするのか

実家を所有し続ける場合、誰が管理するのか

固定資産税や修繕費などをどのように負担するのか

売却や賃貸などによる活用を検討するのか

大切なのは、その場ですぐ結論を出すことではありません。

まずは家族全員が実家の将来について考え、それぞれの希望や不安を共有することが第一歩です。

帰省したら実家の状態も確認する

家族が集まる夏休みは、実家の建物を確認する機会にもなります。

普段から暮らしていると気づきにくい劣化も、久しぶりに帰省すると見つかることがあります。

屋根や外壁に傷みがないか

雨漏りや雨漏りの跡がないか

室内にカビや湿気がないか

水回りや給湯設備に不具合がないか

庭木や雑草が伸びすぎていないか

物置や敷地内に不要な荷物が増えていないか

長期間使用していない設備がないか

特に注意したいのが、屋根や外壁などの劣化です。

空き家になった後に適切な管理が行われなくなると、老朽化や損傷が進み、将来的に売却や賃貸などが難しくなる可能性があります。

国土交通省も、空き家は放置期間が長くなるほど老朽化や損傷が進み、売買や賃貸などが難しくなる場合があるとしています。(国土交通省)

気になる箇所があれば写真を撮って家族で共有しておきましょう。

建物の安全性や劣化状況について専門的な判断が必要な場合は、建築士や専門業者などに点検を依頼することも検討しましょう。

実家の所有者と登記を確認する

空き家対策では、建物の状態だけでなく「誰が実家を所有しているのか」を確認することも重要です。

特に、過去に相続が発生している家庭では、登記上の名義と家族が認識している所有者が一致していないケースがあります。

現在は相続登記の申請が義務化されています。

不動産を相続によって取得したことを知った相続人は、原則として、相続の開始と不動産の取得を知った日から3年以内に相続登記を申請する必要があります。

正当な理由なく申請を怠った場合には、10万円以下の過料の対象となる可能性があります。(法務省)

また、2024年4月1日より前に発生した相続についても、相続登記が済んでいない場合は義務化の対象です。

対象となる相続については、原則として2027年3月31日までに申請する必要があります。(法務省)

帰省を機に、実家の登記事項証明書などを確認し、現在の所有者や相続手続きの状況を整理しておきましょう。

相続関係が複雑な場合や登記手続きについて判断が難しい場合は、司法書士などの専門家への相談を検討することが大切です。

2026年からは住所変更登記も確認する

実家の所有者が過去に引っ越している場合は、不動産登記簿に記録された住所が現在の住所と一致しているかも確認しておきたいポイントです。

2026年4月1日から、不動産の所有者について住所や氏名などの変更登記が義務化されました。

住所や氏名などに変更があった場合、原則として変更日から2年以内に変更登記を申請する必要があります。

正当な理由なく申請を怠った場合には、5万円以下の過料の対象となる可能性があります。(法務省)

また、2026年4月1日より前に住所や氏名などの変更があった場合も義務化の対象となり、原則として2028年3月末までに変更登記を申請する必要があります。(法務省)

実家を将来売却したり、相続したりする可能性があるなら、今のうちに登記情報を確認しておくと安心です。

家財整理は親が元気なうちから始める

実家の空き家対策では、不動産そのものだけでなく、家の中にある家財も重要なポイントです。

家具、家電、衣類、書類、写真、趣味の品など、実家には家族にとって大切なものが数多く残っています。

親が元気なうちであれば、何を残したいのか、誰に引き継ぎたいのか、処分を検討してよいものは何かを本人に確認できます。

一方で、本人に確認できない状態になってから家族だけで整理すると、重要書類や思い出の品などについて判断が難しくなることがあります。

すべてを一度に片付ける必要はありません。

帰省のたびに押し入れや物置などを少しずつ整理し、家族で確認しながら進めるだけでも、将来的な負担を減らすことにつながります。

国土交通省も、空き家を活用する場合でも除却する場合でも、家財の整理が重要であるとして、空き家になる前から家族で少しずつ整理することを案内しています。(国土交通省)

実家を空き家にしないための選択肢を考える

実家の将来を考えるとき、「残すか売るか」の二択で考える必要はありません。

家族が住み続ける

子どもや親族が住む予定がある場合は、必要な修繕や維持管理について検討します。

賃貸などで活用する

立地や建物の状態によっては、リフォームなどを行って賃貸住宅として活用できる可能性があります。

ただし、実際に活用する際は、地域の需要だけでなく、建築や用途などに関する法令上の条件を確認したうえで判断する必要があります。

売却する

今後も誰も住む予定がなく、管理を続ける負担が大きい場合は、売却を検討する方法があります。

解体して土地を活用する

建物の老朽化が進んでいる場合は、解体したうえで土地の売却や活用を検討する方法もあります。

国土交通省も、住まいが不要になった場合の選択肢として、土地と建物を売る、解体して土地を売る、建物を貸す、解体して土地を貸す、所有し続けるといった方法を示しています。(国土交通省)

実家だから残す、古いから壊すと決めつけるのではなく、建物の状態、立地、家族の希望、将来的な負担などを踏まえて判断することが大切です。

所有し続けるなら管理方法まで決めておく

すぐに売却や活用をせず、しばらく実家を所有する場合は、管理方法まで家族で決めておきましょう。

空き家になれば、換気や清掃、庭木の手入れ、建物の点検などが必要になります。

所有者が遠方に住んでいる場合は、自分で定期的に現地へ行くことが難しくなるため、管理サービスなどの利用を検討する方法もあります。

また、固定資産税、修繕費、管理費用などを誰が負担するのかも、あらかじめ話し合っておくことが重要です。

とりあえず残す」という判断をするのであれば、「誰が管理するのか」「どの程度の費用をかけるのか」「いつまでに次の方針を決めるのか」まで考えておくと、将来の判断がしやすくなります。

空き家の放置による負担にも注意する

実家を空き家にした場合、単に「使っていない家」になるだけではありません。

適切な管理を行わず放置すると、建物の劣化だけでなく、ねずみや害虫、不法侵入などの問題につながり、周辺の生活環境に影響を及ぼす可能性があります。(国土交通省)

さらに、空家等対策の推進に関する特別措置法の改正により、放置すれば特定空家等になるおそれがある「管理不全空家等」についても、自治体による指導や勧告の対象となっています。

管理不全空家等や特定空家等として勧告を受けた場合、一定の要件のもとで、その敷地について住宅用地に対する固定資産税の特例が適用されなくなる場合があります。(国土交通省)

つまり、空き家を所有し続ける場合は、所有しているだけで安心するのではなく、適切に管理しながら今後の方針を考えることが重要です。

家族で話し合った内容を記録しておく

実家について話し合ったら、その内容を記録しておきましょう。

実家の所在地

現在の所有者

登記の状況

固定資産税に関する資料

建物の状態

家財の整理状況

家族が希望する今後の利用方法

管理を担当する人

修繕や管理にかけられる費用

これらを一つにまとめておけば、将来、実家を引き継ぐことになった家族も状況を把握しやすくなります。

国土交通省では、家族で住まいの将来を考えるための「住まいのエンディングノート」も公開しています。

住まいに関する情報や希望を整理し、家族で話し合う際のツールとして活用できます。(国土交通省)

なお、遺言や遺産分割など具体的な法律上の手続きについては、必要に応じて弁護士や司法書士などの専門家へ相談しましょう。

夏休みの帰省を実家の将来を考えるきっかけに

実家の空き家対策は、相続が発生してから始めるより、家族が元気なうちから準備しておくほうが進めやすくなります。

夏休みに帰省したら、まず家族で実家の将来について話し合ってみましょう。

親は今後も住み続けるのか。

誰かが実家を引き継ぐ可能性はあるのか。

誰も住まなくなったら、売却や活用を検討するのか。

所有し続ける場合、誰が管理するのか。

そして、建物の状態、所有者、登記、家財などを確認し、家族の希望を記録しておきます。

すぐに結論を出す必要はありません。

大切なのは、家族が実家の現状と将来について共通認識を持つことです。

空き家活用TEAMRにご相談ください

実家の将来について家族で話し合っても、「結局どうするのがよいのか分からない」というケースもあります。

親が住まなくなった後の実家をどうすればよいのか分からない。

相続する前に空き家対策を考えておきたい。

売却と活用のどちらが実家に合っているのか知りたい。

遠方にある実家の管理や今後の方向性について相談したい。

このようなお悩みがある方は、空き家活用TEAMRへの相談をご検討ください。

空き家活用TEAMRは、全国の空き家を価値ある不動産に変える集団です。

実家を残すことだけが正解とは限りません。一方で、売却や解体だけが正解というわけでもありません。

建物の状態や立地、所有関係、家族の希望などを整理したうえで、その不動産に合った方法を検討することが大切です。

この夏の帰省を、家族で実家の将来について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

空き家の活用や売却、管理、今後の方向性についてお悩みの方は、空き家活用TEAMRへお気軽にお問い合わせください。