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空き家の水道は止めるべき?漏水事故を防ぐための管理方法を解説

空き家の水道は止めるべき?漏水事故を防ぐための管理方法を解説

空き家の水道は、長期間使用する予定がないのであれば、止水栓を閉めることを基本に検討しましょう。

空き家では、水道管の破損や凍結による漏水が発生しても、発見まで時間がかかることがあります。

漏水が長期間続けば、水道料金が高額になるだけでなく、床や壁などの建物にも被害が及ぶ可能性があります。

国土交通省も、空き家について冬期に給水管の元栓を閉めることを管理方法の一つとして示しています。(国土交通省)

ただし、水道を止めれば空き家の管理が完了するわけではありません。

排水設備の封水切れや凍結、水抜きなどにも注意が必要です。

この記事では、空き家の水道を止めるべきケースや、止水する際の注意点、漏水事故を防ぐための管理方法について解説します。

空き家の水道は長期間使わないなら止めるのが基本

空き家を長期間使用しない場合は、水道の止水栓を閉めることを検討しましょう。

水道を開けたままにしていると、給水管や蛇口などに不具合が発生した際、水が流れ続ける可能性があります。

住宅に人が住んでいれば、床が濡れている、蛇口から水が漏れているなどの異常に気付きやすいでしょう。

しかし、空き家では漏水が発生してもすぐに発見できません。

自治体も、長期間不在にする場合は止水栓を閉めるよう案内しています。

例えば、長期間使用しない空き家では、漏水の発見が遅れて水道料金が高額になる可能性があるほか、冬場には凍結による水道管の破損にも注意が必要とされています。(熱海市公式サイト)

そのため、空き家を長期間使用しないのであれば、まず水道を開けたままにする必要があるかを確認することが大切です。

水道を止めたほうがよい空き家とは

水道を止めることを検討しやすいのは、次のような空き家です。

長期間誰も住まない空き家

相続した実家など、今後しばらく誰も住む予定がない場合は、止水を検討しましょう。

特に、月に一度程度しか訪問しないような空き家では、漏水の発見が遅れる可能性があります。

水道を使用する予定がないにもかかわらず開栓したままにするより、止水しておくほうが漏水リスクを抑えやすくなります。

冬場に凍結のおそれがある空き家

寒冷地では、水道管の凍結にも注意が必要です。

水道管の中に残った水が凍ると、体積が膨張して水道管が破損することがあります。

その後、気温が上昇して凍結した水が解けると、破損箇所から漏水する可能性があります。

国土交通省も、寒波による給水装置の凍結や破損による漏水を防ぐため、空き家への対策として止水栓を閉めることなどを示しています。(国土交通省)

冬に空き家を長期間不在にする場合は、地域の水道事業者が案内する凍結対策を確認しておきましょう。

給水管や設備が古い空き家

築年数が古く、給水管や蛇口、給湯器などの設備が劣化している空き家も注意が必要です。

配管や設備の状態によっては、経年劣化による漏水が起こる可能性があります。

特に長期間使用していない空き家では、設備の状態を確認する機会も少なくなります。

水道設備の劣化が気になる場合は、専門業者に点検を依頼することも検討しましょう。

水道を止めないほうがよい場合もある

空き家だからといって、すべての場合に水道を止めればよいわけではありません。

例えば、定期的に清掃や点検を行っており、その際に水道を使用する場合は、通水が必要になることがあります。

また、台所や洗面所、浴室、トイレなどの排水トラップには、下水管からの臭気や害虫などの侵入を防ぐための水がたまっています。

長期間使用しないことで、この水が蒸発すると、排水口から臭気が上がってくることがあります。

国土交通省の空き家管理チェックリストでも、排水設備の通水や封水の確認が管理項目として示されています。(国土交通省)

そのため、水道を止める場合でも、排水設備については別途管理する必要があります。

水道を止めるときに確認したいこと

空き家の水道を止める場合は、単純に蛇口を閉めるだけでは不十分です。

まず、水道メーターボックスなどにある止水栓の位置を確認しましょう。

自治体によっても案内されていますが、止水栓は水道メーターボックス内などに設置されていることが一般的です。(熱海市公式サイト)

止水栓を閉めた後は、蛇口から水が出ないことを確認します。

ただし、止水栓の位置や操作方法は住宅によって異なるため、無理に操作するのは避けましょう。

止水栓を閉めても水が止まらない場合や、設備に異常がある場合は、水道事業者や指定給水装置工事事業者などに相談することが大切です。

また、止水栓を急激に操作すると設備を傷める可能性があるため、自治体の案内に従って慎重に操作しましょう。(熱海市公式サイト)

長期間使わないなら水道の使用中止も検討する

空き家で今後水道を使用する予定がない場合は、止水栓を閉めるだけでなく、水道事業者への使用中止手続きを検討しましょう。

水道を実際には使用していなくても、使用中止の手続きをしなければ基本料金などが発生する場合があります。

例えば、自治体によっては、空き家などで水道を使用する見込みがない場合には、使用中止の手続きを案内しています。(熱海市公式サイト)

ただし、料金や手続き方法は自治体によって異なります。

空き家がある地域の水道事業者に、使用中止の手続きや再開方法、料金について確認しておきましょう。

冬場は水抜きが必要になる場合がある

水道を止めるだけでなく、水抜きが必要になる場合もあります。

特に寒冷地では、水道管や給湯器などに水が残ったままだと、凍結によって設備が破損する可能性があります。

国土交通省の不動産業者向け空き家管理ガイドラインでも、寒冷地などで凍結による水道管の破損が心配される場合には、冬季に閉栓して水抜きを行うことが必要とされています。(国土交通省)

ただし、水抜きの方法は住宅の配管や給湯設備などによって異なります。

給湯器についても、電源やブレーカーの扱いによって凍結防止機能に影響する場合があります。

そのため、設備の取扱説明書やメーカーの案内、水道事業者の情報を確認し、必要に応じて専門業者に依頼しましょう。

水道を止めた後も排水設備を管理する

水道を止めた後に忘れてはいけないのが排水設備です。

水道を止めると、給水管からの漏水リスクは抑えられますが、トイレや洗面所などの排水設備まで管理不要になるわけではありません。

特に排水トラップの水が蒸発すると、封水が切れてしまいます。

封水がなくなると、下水管からの臭気や害虫などが室内に侵入する可能性があります。

国土交通省も、空き家の管理方法として排水設備の通水や封水の注入を挙げています。(国土交通省)

そのため、定期的に空き家を訪問できる場合は、排水設備の状態も確認しましょう。

水道を使用中止にしている場合は、必要な水を持参して排水トラップの封水を補充するなどの方法もあります。

ただし、設備の状態によって適切な管理方法は異なるため、必要に応じて専門家へ相談してください。

定期的に空き家を確認して漏水を早期発見する

水道を止めていても、空き家の定期的な点検は重要です。

訪問した際には、次のような箇所を確認しましょう。

給水管や蛇口から水が漏れていないか

床や壁に水濡れの跡がないか

トイレや洗面所などに異常がないか

水道メーターボックス周辺に異常がないか

排水口から異臭がしないか

給湯器や給水設備に破損がないか

漏水が疑われる場合は、そのまま放置せず、原因を確認することが大切です。

遠方にある空き家など、自分で定期的に確認することが難しい場合は、空き家管理サービスや修繕業者などの利用も検討しましょう。

国土交通省も、自分で点検や補修を行うことが難しい場合には、空き家管理業者や修繕業者などの利用を検討するよう案内しています。(国土交通省)

空き家を売却するなら水道設備も確認する

空き家を売却する予定がある場合は、水道設備についても早めに確認しておきましょう。

売却前に水道を使用中止にしていた場合でも、内覧や清掃、設備確認などで水道が必要になるケースがあります。

そのため、不動産会社へ水道の開栓状況や設備の状態を伝え、売却活動に合わせて必要な対応を確認しましょう。

また、漏水や配管の破損など、所有者が把握している不具合がある場合は、事前に不動産会社へ伝えることが重要です。

空き家の売却では、水道だけでなく、電気、ガス、給湯器、排水設備などについても現在の状態を整理しておくと、売却準備を進めやすくなります。

空き家の水道管理は「止めること」と「点検」が重要

空き家の水道は、長期間使用しないのであれば、止水栓を閉めることを基本に検討しましょう。

水道を止めることで、無人の状態で給水管が破損した場合などに、水が流れ続けるリスクを抑えられます。

特に冬場は凍結による水道管の破損に注意が必要です。

ただし、水道を止めれば管理が終わるわけではありません。

排水トラップの封水切れ、給湯設備の凍結、建物内の水濡れなども定期的に確認する必要があります。

また、長期間使用しない場合は、水道事業者への使用中止手続きによって基本料金などを抑えられる場合があります。

空き家の状況や地域の気候、今後の利用予定を考慮し、自分の物件に適した水道管理を行いましょう。

空き家の水道管理でお悩みなら空き家活用TEAMRへご相談ください

空き家の水道は、長期間使用しないのであれば止水を検討することが大切です。

しかし、実際には「元栓を閉めるだけでよいのか」「冬場は水抜きが必要なのか」「水道の使用中止手続きは必要なのか」など、物件によって確認すべきことが異なります。

さらに、空き家を売却する場合には、水道設備だけでなく建物全体の状態を確認し、今後の売却方法を検討することも重要です。

空き家活用TEAMRは、全国の空き家を価値ある不動産に変える集団です。

空き家の管理や水道設備についてお悩みの方、売却するべきか活用するべきか迷っている方は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。

空き家の状態や今後の方針に合わせた対応を検討したい方は、空き家活用TEAMRへお気軽にご相談ください。
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