北海道の空き家、どう活かす?地域の魅力を引き出す取り組みをご紹介!
北海道では今、空き家の増加が大きな課題になっています。
少子高齢化や都市への人口集中で、特に地方では住む人のいなくなった家がどんどん増えています。
でも実は最近、そんな空き家を「地域の資源」として活かそうという動きが各地で広がっています。
たとえば、上川地方の美瑛町にあるカフェ「gosh」は、築70年の古民家をリノベーションしてできたお店です。もともと農家だった建物を活用し、地元出身の夫婦が移住してオープンしました。店内は木の温もりが感じられる落ち着いた空間で、地元の野菜を使った料理や焼き菓子が人気です。観光地として知られる美瑛の自然と相性がよく、観光客にも地元の人にも愛される場所になっています。
また、函館市では「空き家バンク」という制度を使って、移住者と空き家のマッチングを進めています。実際に東京から移住してきた夫婦が、昭和時代の住宅をリフォームしてゲストハウスを開業した事例も。もともとは空き家だった場所が、今では観光客や地域の人との交流拠点になっています。移住支援と空き家活用をセットにした取り組みが功を奏しているようです。
一方、ちょっとユニークな事例としては、名寄市の「空き家図書館プロジェクト」があります。こちらは、空き家を地域の小さな図書館に変身させたもので、住民が本を持ち寄ったり、子どもたちが放課後に遊びに来たりと、地域のコミュニティスペースになっています。NPOや住民、自治体が一緒になって運営していて、まさに「みんなでつくる図書館」という感じです。
こうした事例に共通しているのは、単に空き家を直して使うだけじゃなく、「地域に新しい風を吹き込む場所」にしているところ。
観光、移住、交流、学びなど、地域の特性に合わせた活用が成功のカギになっています。そして何より、そこに関わる人たちの「この地域を元気にしたい」という思いが強いんですよね。
北海道は広くて、自然や文化も地域ごとに全然違います。だからこそ、空き家の活かし方も十人十色。今後も、地域の魅力を引き出すような空き家活用のアイデアが、もっとたくさん生まれてきそうです。
TEAMR 北海道担当 成田
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