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秋の空き家は火災に注意!乾燥する季節に始めたい防火対策を解説

秋の空き家は火災に注意!乾燥する季節に始めたい防火対策を解説

秋から冬にかけては、空気が乾燥し、火災への注意が必要になる季節です。

特に空き家は人が常時住んでいないため、出火や設備の異常に気付きにくく、発見が遅れる可能性があります。

総務省消防庁では、2026年度の秋季全国火災予防運動を実施し、住宅防火や放火火災防止などの対策を呼びかけています。(消防庁)

空き家を所有している方は、秋の訪問や点検をきっかけに、電気設備や室内、敷地の状態を確認しておきましょう。

火災を防ぐためには、火を使う場所だけでなく、普段あまり確認しない空き家全体の管理が重要です。

秋の空き家で火災対策が必要な理由

空き家では、住宅に人が住んでいる場合とは異なる火災リスクがあります。

まず注意したいのが、異常の発見が遅れやすいことです。

居住者がいる住宅であれば、焦げた臭いや煙、警報音などから火災に気付く可能性があります。

しかし、空き家では日常的に人が出入りしないため、異常が発生してもすぐに発見できない場合があります。

また、電気設備が残っている空き家では、使用していない設備であっても通電していることがあります。

コンセントや電気コードの状態を確認し、不要な電気製品については適切に整理することが大切です。

さらに、室内に家具や衣類、紙類、段ボールなどが大量に残されている場合、火災が発生した際に燃えるものが多くなる可能性があります。

国土交通省も、空き家は使用されない期間が長くなるほど不具合の発見が遅れ、傷みが進行しやすいため、定期的な管理が重要だとしています。(国土交通省)

秋の空き家で確認したい火災リスク

コンセントや電気コードを確認する

空き家を点検するときは、コンセントや電気コードを確認しましょう。

コンセント周辺にほこりがたまっていないか、プラグやコードに傷みがないか、不要な電化製品が接続されたままになっていないかを確認します。

消防庁も、住宅防火の習慣として、コンセントのほこりを清掃し、不必要なプラグを抜くことを挙げています。(消防庁)

ただし、電気配線の修理や変更を自分で行うことは避け、異常がある場合は電気工事業者などの専門家へ相談しましょう。

暖房器具の周囲を確認する

秋が深まると、ストーブなどの暖房器具を使う機会が増えます。

空き家に暖房器具が残っている場合は、周囲に新聞紙、段ボール、衣類、カーテンなどの燃えやすいものがないか確認しましょう。

消防庁も、ストーブの周囲に燃えやすいものを置かないことを住宅防火対策の一つとして示しています。(消防庁)

長期間使用していなかった暖房器具を使用する場合は、製品の状態や取扱説明書を確認し、異常がある場合には使用せず、メーカーや専門業者などに相談することが重要です。

室内の残置物を整理する

空き家には、家具や衣類、新聞紙、段ボールなどの残置物が残っていることがあります。

不要な可燃物が多く残っている状態は、火災が発生した際の被害拡大につながる可能性があります。

特に玄関や廊下、階段などに物が集中していると、点検や避難の妨げになることもあります。

使用する予定のない物が大量に残っている場合は、処分方法を確認したうえで、適切に整理しておきましょう。

庭の枯れ草や落ち葉を確認する

秋は落ち葉が増え、空き家の敷地に枯れ葉や枯れ草がたまりやすくなります。

庭木や雑草が伸びたままになっている場合も、敷地の管理状態を確認する必要があります。

空き家を点検するときは、建物内部だけでなく、庭や建物周辺にも目を向けましょう。

枯れ草、落ち葉、不要な段ボールなどが放置されている場合は、適切に整理することが大切です。

空き家は放火対策も重要

空き家の防火対策では、放火への備えも欠かせません。

人の出入りが少ない空き家では、建物や敷地の管理状態を確認する機会が少なくなりがちです。

敷地内に燃えやすい物を放置しないことに加え、玄関、窓、勝手口などの施錠状態も確認しましょう。

また、郵便物が長期間たまっている場合は、適切に回収するなど、管理されている状態を保つことが大切です。

消防庁では、放火火災防止を火災予防の重要な取り組みの一つとして位置付けています。(消防庁)

住宅用火災警報器も点検する

空き家に住宅用火災警報器が設置されている場合は、正常に作動するか確認しましょう。

住宅用火災警報器は、火災を早期に発見するための重要な設備です。

消防法や各市町村の火災予防条例により、住宅への設置が義務付けられています。(消防庁)

消防庁は、住宅用火災警報器について定期的な点検を行い、設置から10年を目安に交換することを推奨しています。(消防庁)

空き家では、警報器が長期間点検されていないケースも考えられます。

秋の点検時に作動確認を行い、電池切れや故障などがないか確認しましょう。

秋の空き家点検で確認したいポイント

秋に空き家を訪れたら、次のような項目を確認しておくとよいでしょう。

コンセントやプラグにほこりがたまっていないか

電気コードに傷みや劣化がないか

不要な電化製品が接続されたままになっていないか

暖房器具の周囲に燃えやすい物がないか

新聞紙や段ボールなどの可燃物が大量に残っていないか

玄関や廊下、階段に物が放置されていないか

庭に枯れ草や落ち葉がたまっていないか

庭木や雑草が過度に繁茂していないか

窓や勝手口などが適切に施錠されているか

郵便物が長期間たまっていないか

住宅用火災警報器が正常に作動するか

一度にすべてを確認するのが難しい場合は、建物内部、電気設備、敷地、施錠などに分けて点検すると管理しやすくなります。

管理が難しい空き家は早めに対策する

空き家の防火対策では、火災の原因となるものを取り除くだけでなく、定期的に管理できる状態を維持することも重要です。

遠方に住んでいる、仕事などで現地へ行く時間がない、相続したものの管理する人が決まっていないなど、空き家を十分に管理できない事情はさまざまです。

国土交通省は、所有者自身による管理が難しい場合には、専門業者などへの依頼も検討するよう案内しています。(国土交通省)

また、空き家の管理が不十分な状態が続くと、周辺の生活環境に悪影響を及ぼす管理不全空家等に該当する可能性があります。

管理不全空家等については、市区町村による指導や、状態が改善されない場合の勧告などの制度があります。(国土交通省)

そのため、空き家を所有し続ける場合は、定期的な点検や清掃、庭木の管理などを継続することが大切です。

自分で管理することが難しい場合は、専門家への相談も検討しましょう。

秋の防火対策を空き家の今後を考えるきっかけに

秋から冬にかけては、乾燥や暖房器具の使用などにより、火災への注意が必要になります。

特に空き家は、火災や設備の異常を発見する人がいないため、定期的な点検が重要です。

コンセントや電気コード、暖房器具、残置物、庭の枯れ草や落ち葉、施錠状態、住宅用火災警報器などを確認し、問題があれば早めに対応しましょう。

また、空き家の管理そのものが難しい場合は、管理を継続するだけでなく、売却や活用などを含めて今後の方向性を検討することも大切です。

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