このたび、不動産会社・解体業者向けの空き家営業支援サービス、
「ミッケル」をリリースします。
ミッケルは、空き家案件を獲得するために必要な営業活動を、まとめて実行するサービスです。
具体的には、
- 空き家候補の発掘・所有者調査・DM送付
- 地域の協業先へのアプローチ
- ブログ記事の作成・更新
- SNS投稿文や画像の作成
などを、各事業者の地域や強みに合わせて継続的に行います。
単に営業リストを渡すだけでも、文章を作るだけでもありません。
空き家案件の反響を得るために必要なことを、実際に手を動かして進める。
それがミッケルです。
もともとは、TEAMRメンバーのために作ったサービスです
ミッケルは、最初から外部への販売を目的として作ったサービスではありません。
もともとは、私たちが運営する空き家活用組織「TEAMR」のメンバーに、もっと空き家案件を獲得してもらうために作り始めました。
TEAMRでは、全国のメンバーが空き家を現状のまま借り受け、再生し、新たな使い手へつなぐ活動を行っています。
しかし、空き家を解決する技術や想いがあっても、肝心の相談が届かなければ、空き家を動かすことはできません。
実際、メンバーからも、
「空き家を活用したいけれど、案件の見つけ方が分からない」
「DMやブログをやった方がいいのは分かるけれど、手が回らない」
「日々の業務が忙しく、営業活動を継続できない」
という声がありました。
TEAMRのメンバーには、地域に眠る空き家をどんどん見つけ、どんどん解決してほしい。
案件が来るのを待つのではなく、自分たちから空き家や所有者との接点を作れる状態にしたい。
そのために、空き家営業に必要な作業を本部側で支援できる仕組みとして作ったのが、ミッケルの始まりです。
空き家を解決する人に、案件が届く仕組みを作りたい
空き家問題を解決するには、制度やノウハウだけでなく、実際に動く人が必要です。
どれだけ優れた空き家活用の方法があっても、その会社や事業者の存在を所有者に知ってもらえなければ、相談にはつながりません。
TEAMRでは、空き家を借り受けて再生する方法や、活用方法についてメンバーへ共有してきました。
一方で、活動を広げていく中で、もう一つ大きな課題が見えてきました。
それが、空き家案件を継続的に獲得する仕組みです。
空き家の相談は、いつ、どこから来るか分かりません。
ホームページを作っただけで、自動的に相談が増えるわけでもありません。
地域の中で存在を知ってもらい、空き家に困ったときに思い出してもらうためには、日頃から接点を作り続ける必要があります。
そこでミッケルでは、空き家営業を、
見つける・届ける・発信する・つながる
という4つの活動に整理しました。
TEAMRメンバーが空き家を解決することに集中できるように、案件獲得までの泥臭い営業活動を仕組み化したのです。
良いサービスがあっても、知られなければ案件は増えない
これまで全国の不動産会社や解体業者の方とお話しする中でも、何度も同じ悩みを聞いてきました。
「空き家の相談を増やしたい」
「売却案件や解体案件をもっと獲得したい」
「地域の空き家問題に取り組みたい」
一方で、実際に反響を増やすためには、かなり多くの作業が必要です。
空き家候補を探し、所有者を調べ、DMを作成して発送する。
地域の士業や介護施設、葬儀会社、建築会社など、協業できそうな事業者へ連絡する。
検索から相談してもらえるように、ブログを継続して更新する。
会社の存在や取り組みを知ってもらうため、SNSでも発信する。
どれか一つだけを少し実施しても、思うような成果につながらないことは少なくありません。
しかし、すべてを自社で行おうとすると、相当な人手と時間が必要です。
本業が忙しい中で、これらの活動を継続するのは簡単ではありません。
担当者を採用すれば、人件費だけでなく教育や管理も必要になります。
外部の制作会社や営業代行会社へ個別に依頼すれば、費用も大きくなります。
結果として、
「必要なのは分かっているけれど、今の人員ではできない」
という状態になってしまいます。
この課題はTEAMRメンバーだけでなく、全国の不動産会社や解体業者にも共通していると感じました。
そこで今回、TEAMRで使用するために構築した仕組みを、外部の事業者にも提供することにしました。
ミッケルが行う4つの営業活動

ミッケルでは、空き家案件の獲得に必要な活動を、大きく4つに分けて支援します。
1.空き家候補の発掘・所有者情報の調査・DM送付
地域に存在する空き家候補や管理が行き届いていない物件を発掘し、所有者情報を調査したうえでDMを送付します。
一般的な相続リストだけに依存するのではなく、実際に地域に存在する古家や空き家候補へ継続的にアプローチしていきます。
空き家DMは、ただ大量に送ればよいものではありません。
地域や物件の状態、事業者の強み、相談してほしい内容を整理し、受け取った所有者が安心して相談できる内容にする必要があります。
ミッケルでは、空き家候補の発掘から所有者情報の調査、DMの作成・送付、送付結果の一覧化まで行います。
2.ブログ記事の作成・更新
空き家所有者が相談先を探す際、多くの場合はインターネットで検索します。
そのときに、
「この会社は空き家について詳しそうだ」
「この地域で相談できそうだ」
「この状態の空き家でも相談してよさそうだ」
と思ってもらえる情報が必要です。
ミッケルでは、地域性や各社のサービス内容に合わせたブログ記事を作成し、継続的に更新します。
一般的な文章を大量に掲載するのではなく、各社がこれまで積み重ねてきた実務経験や会社としての考え方を反映しながら、相談につながる情報を発信していきます。
3.地域の協業先の発掘
空き家の相談は、所有者本人から直接来るとは限りません。
司法書士、行政書士、税理士、弁護士、介護施設、葬儀会社、建築会社、リフォーム会社など、空き家所有者と接点を持つ事業者から相談が生まれることもあります。
しかし、地域の協業候補を一社ずつ探し、連絡を取り続けるには、多くの時間が必要です。
ミッケルでは、地域の協業候補を調査し、FAXや問い合わせフォームなどを活用してアプローチします。
すぐに結果が出なくても、地域の中に接点を増やしておくことが、将来の相談や紹介につながります。
4.SNS投稿の作成
SNSは、すぐに案件を獲得するためだけのものではありません。
会社の姿勢や活動を知ってもらい、将来空き家の相談が必要になったときに思い出してもらうための接点です。
しかし、毎回投稿内容を考え、文章や画像を作り続けるのは大きな負担になります。
ミッケルでは、各社の実務や強みをもとに、SNSの投稿文や画像を作成します。
実際の投稿は利用者自身に行っていただくことで、会社としての言葉や距離感を保ちながら、継続的に情報を発信できます。
派手な仕組みではありません
ミッケルの内容を聞くと、
「意外と原始的だな」
「かなり泥臭いな」
と思われるかもしれません。
その通りです。
空き家候補を探す。
所有者を調べる。
DMを送る。
協業先へ連絡する。
ブログを書く。
SNSで発信する。
どれも、聞いたことのない特別な方法ではありません。
しかし、営業活動は、新しい方法を知っているだけでは成果につながりません。
重要なのは、必要なことを止めずに継続することです。
一つの施策を少し実施しただけで、急に大量の反響が来るとは考えていません。
DM、ブログ、協業、SNS。
複数の活動を積み重ねることで、少しずつ地域での認知や接点が増え、相談につながっていきます。
ミッケルは、魔法の営業ツールではありません。
成果を生み出すために必要な泥臭い活動を、止めずに継続するための仕組みです。
なぜ低価格で提供できるのか

営業支援やコンテンツ制作を、それぞれ一般的な制作会社や営業代行会社へ依頼すると、相応の費用がかかります。
ミッケルが比較的低価格でサービスを提供できる理由は、作業を細かく仕組み化し、適切に分業しているからです。
物件調査、入力、DM送付、協業先のリスト化、文章作成、画像作成、検品。
これらを一人の高単価な担当者がすべて行うのではなく、それぞれの作業に合った担当者が実施します。
また、AIも積極的に活用しています。
ただし、AIに一般的な文章を作らせ、そのまま納品するわけではありません。
事前のヒアリングやキックオフミーティングを通して、
- これまでの実績
- 現場での経験
- 得意な案件
- 対応できるエリア
- 会社として大切にしていること
- お客様に提供できる価値
- 今後増やしていきたい相談
などを整理します。
その情報をAIに反映し、ブログやSNS、DMなどの制作に活用します。
実務経験やノウハウを土台にし、AIで制作を効率化する。
そのうえで、最終的には人の目で内容を確認します。
作業工程を仕組み化し、人とAIの役割を明確にすることで、人件費を抑えながら品質を担保しています。
サービス開始前に、各社の戦略を整理します
ミッケルは、契約後すぐに全社へ同じ内容を実行するサービスではありません。
まずは事前フォームに回答いただき、その内容をもとにキックオフミーティングを実施します。
キックオフミーティングでは、
- どの地域で営業するのか
- どのような案件を増やしたいのか
- 売却、買取、賃貸、解体など、何が得意なのか
- どのようなお客様に相談してほしいのか
- どのような会社として認知されたいのか
などを確認します。
その内容をもとに、各社専用の戦略と作業指示を作成します。
不動産会社と解体業者では、相談してほしい内容が異なります。
都市部と地方でも、DMを送る範囲や協業先の考え方は変わります。
同じ不動産会社でも、売却仲介を増やしたい会社と、空き家の買取や活用を増やしたい会社では、発信内容が変わります。
そのため、基本的なサービス内容は共通化しながらも、実際の運用は各社に合わせて調整します。
商圏を守りながら募集します
ミッケルは、同じ地域で無制限に契約を増やす予定はありません。
近隣で同じ営業活動を行う事業者が増えすぎれば、利用者同士が競合してしまいます。
そのため、基本的には拠点から半径10km以内に新たな利用者を設けないなど、一定の商圏保護を行います。
ただし、人口や市場規模が大きい都市部、事業内容や対象顧客が異なる場合などは、例外的に調整することがあります。
また、サービス品質を維持するため、受け入れ可能な契約数にも上限を設けます。
契約数を増やすことだけを優先し、十分な作業や検品ができなくなる状態にはしたくありません。
一社ずつ運用体制を構築しながら、段階的にサービスを拡大していきます。
TEAMRで実践してきた営業活動を、外部にも提供します
私たちはこれまで、空き家を現状のまま借り受け、再生し、地域で活用する事業に取り組んできました。
その中で、空き家案件を獲得するために、さまざまな方法を試してきました。
DM、協業、ブログ、SNS、紹介、地域活動。
多くの失敗もありました。
反応がなかったDMもあります。
投稿を続けても成果が見えない時期もありました。
協業先へ連絡しても、ほとんど返事が来ないこともありました。
それでも、改善しながら継続することで、空き家所有者や地域の事業者との接点が少しずつ増えてきました。
ミッケルは、机上で考えただけのサービスではありません。
私たちが実際の空き家事業で行ってきた営業活動を、TEAMRメンバーが実行しやすいように仕組み化したものです。
そして、TEAMRメンバー以外の事業者にも、同じ悩みがあることが分かりました。
空き家問題を解決するには、TEAMRだけが案件を増やせばよいわけではありません。
全国の不動産会社、解体業者、建築会社など、地域で空き家に向き合える事業者へ相談が届くことが重要です。
地域ごとに、空き家を解決できる会社の存在が知られ、必要なときに相談が届く。
その状態を全国に増やすため、今回ミッケルを外部にも提供することにしました。
ミッケルという名前に込めた意味
サービス名の「ミッケル」には、そのまま、
空き家を見つける。
所有者との接点を見つける。
相談先を探している人に、会社を見つけてもらう。
地域で一緒に取り組める仲間を見つける。
という意味を込めています。
空き家問題は、待っているだけでは解決しません。
所有者が困り切ってから相談してくるのを待つのではなく、こちらから接点を作る。
地域の中で情報を発信し、相談先として見つけてもらう。
一社だけですべてを抱えるのではなく、協力できる相手を見つける。
たくさんの「見つける」を積み重ねることで、これまで放置されていた空き家が動き始めると考えています。
空き家問題を、営業の仕組みから変えていく
日本には多くの空き家があります。
しかし、その一方で、
「どこに相談すればよいか分からない」
「こんな状態では相談しても断られると思っている」
「まだ急いでいないから放置している」
という所有者も多くいます。
空き家を解決できる会社が地域に存在していても、その存在が所有者へ届いていないことがあります。
これは、サービスの問題だけではありません。
空き家を解決できる人と、空き家に困っている人が出会う仕組みが不足していることも、大きな原因です。
ミッケルを通して、空き家所有者と地域の事業者が出会う機会を増やしたい。
空き家相談を待つだけではなく、自分たちから見つけにいく会社を増やしたい。
そして、TEAMRメンバーにも、地域に眠る空き家をどんどん発掘し、どんどん解決してほしい。
その結果として、一棟でも多くの空き家が活用され、売却され、解体され、次の価値へつながってほしい。
それが、ミッケルを始める理由です。
ミッケルに興味を持っていただいた方へ
ミッケルは、次のような事業者を対象としています。
- 空き家の売却相談を増やしたい不動産会社
- 空き家の買取案件を増やしたい事業者
- 解体相談を増やしたい解体業者
- 相続不動産や古家案件を増やしたい事業者
- 空き家活用事業をこれから強化したい会社
- 営業や情報発信の必要性は感じているが、人員が不足している会社
地域によっては、商圏の都合上ご案内できない可能性があります。
また、一定数に達した場合は、新規受付を一時停止する場合があります。
ご興味のある方は、お問い合わせください。
サービス内容や実施エリア、現在の募集状況について、個別にご説明します。
なお、TEAMRメンバーは、通常よりも安価な料金でミッケルを利用できます。
空き家営業は、派手ではありません。
すぐに成果が出るとも限りません。
それでも、地域に存在する空き家を一つずつ見つけ、所有者へ情報を届け、会社の活動を発信し続ける。
その積み重ねの先にしか、生まれない相談があります。
ミッケルは、その積み重ねを止めないためのサービスです。
TEAMRメンバーに、もっと多くの空き家を解決してほしい。
空き家を解決する力を持った全国の事業者に、もっと多くの相談が届いてほしい。
そんな想いから生まれました。
空き家を見つける。
所有者との接点を見つける。
新しい案件を見つける。
そして、まだ価値を失っていない空き家の可能性を見つける。
空き家開拓支援サービス「ミッケル」、始動します。